沖縄マラソン大会情報/ランニングコラム



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2007年12月02日09:00

第23回NAHAマラソン

>大会:那覇/南部エリアの記事

2007年12月2日。11月末に季節外れの台風襲来があって、この12月初旬のNAHAマラソンのコンディションはどうなるかと思いましたが、幸い台風はあっという間に過ぎ去って、最高のコンディションで向かえることが出来ました。天気・快晴。風・微風(ほぼ無風)。気温19?23度前後。気温的にちょっと高いので心配ですが、でもマラソンの最大の敵でもある風が無いのが何よりです。空気も比較的乾燥していますので、マラソンとしては最高の状態かもしれません。そんな絶好のコンディションの中、第23回NAHAマラソンを走ってきました。
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■今年は過去最高の参加者
エントリーの段階で2万6千人。今までの最高が第20回記念大会の2万4千人強だったので大幅に上回りました。そして実際にレースに参加したのが2万3千人でこれも最高。徐々にNAHAマラソンの認知度が上がってきて嬉しい限りです。でもこれほどの人間が一斉にスタートするので、最後の人がスタートラインを通るまでに20?30分はかかっちゃうんですけどね。ちなみにNAHAマラソンのスタート位置は自己申告タイム順なので、早いランナーがスタートラインに近い場所に並べるのです。私は第2列の400?700番台だったので、比較的スタートラインに近い場所に並ぶことが出来ました。
そしてお楽しみの仮装系。去年は桜塚やっくんで、一昨年はHGだったので、今年はどう考えても小島よしおだと思うのですが、いかんせんオッパッピーは水着1枚。さすがに仮装にならないですね。変わりに裸の全身タイツを着たDJ.OZMA的な人はいましたけどね。あと多かったのはクリスマスツリーの仮装の人かな。相変わらず多いのはドラえもん、プーさん、猿の着ぐるみかな?なので今年はスター不在って感じの仮装系だったのでした。でもこれを探すのもNAHAマラソンの1つの楽しみかと思います。
ちなみに今年のNAHAマラソンのスターターは「比嘉愛未」さん・・・って誰?NHKの朝の連ドラに出演したらしいですが、NHKは全く見ないのでさっぱり分かりません。去年は準ミスユニバースの「知花くらら」さんだったのは良かったな?。本来なら今年は絶対に「新垣結衣」さんなんだろうけど、メジャーになりすぎて来てもらえなかったのだと思います。残念。
NAHAマラソン2007参加Tシャツ

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■序盤はハイペース?
以前、ブログにも書きましたがNAHAマラソンの5kmまではとにかく無茶苦茶なペースで走る輩が多いので、序盤は捨ててウォーミングアップ程度に考えるのが良いのですが、今回はかなり前の方でスタートしたこともあって、ついつい早いランナーに引っ張られちゃいました。人もそんなに混み合っていなかったので走りやすかったのでついついペースが・・・
5km地点。タイムを見ると21分ちょうど。早ぇぇぇ?。序盤は23分ぐらいで流すつもりだったので、2分も早く走っちゃいました。でも序盤と言うこともあって全然無理はないので、今回はこまめにタイムは見ないで、5kmごとのみタイムを見てペースをチェックしたいと思います。まぁ今回はガーミンのGPS時計(詳細)を付けて走っていますので、リアルタイムにキロ何分のペースで走っているかはわかりますので、そのペースだけ時折チェックして気楽に走りたいと思います。
ちなみに毎年5km地点手前にいる「mixi」の看板を持った人が今年はいなかった、もしくは見つけられなかったのが残念でした。特にコミュとかに参加している訳じゃないのですが、なんか今まで嬉しかったのでちょっと残念でした。
NAHAマラソン2007・0?5km

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■勝負の8km以降。国道507号線。
序盤は道幅も広いので人数が多い場所でもそれほど気にならないのですが、この国道507号線に入ってからは急に道幅が狭くなりますので、勝負はまさにここから。序盤むやみに飛ばした人もここから一気にペースダウンしますからね。この国道507号線は17km地点ぐらいまでほとんど上りの道が続きますので、まさにここでの踏ん張りがタイムに左右されます。
でもこの間は住宅地も多いし、学校も何校かありますので、沿道からの応援がなかなか嬉しいんですよね。あと毎年沿道にドラムセットなどを持ち出して演奏してくれる方もいますし、厳しい道のりですが、その途中途中でリラックスできる応援もいろいろあるんです。
ちなみにこの間も無理することなく5kmを21分前後で走り切れたので、そろそろこのままのペースで走ったらもしかしたらサブスリー?なんて考え始めていました。あくまで妄想ですけどね・・・
それにしても回りのランナー。上り坂になると急激にペースを落とす人が多かったですね。私は上りでも下りでも平坦な道でもペースはほとんど変化させないので、結果的にこの上りが多い区間でかなりのランナーを抜いてしまいましたね。でも下り坂になると抜かれますが・・・。自分で言うのもなんですが上り坂に強くなったんだな?って思いましたね。いかんせん、現在住んでいる場所には平坦な場所は皆無で、ちょっと走っただけで高低差が150m以上あるのはざらだったので、NAHAマラソンの100mの高低差は全然平気になっていましたね。トレーニングをがんばった成果がこの国道507号線の区間で出たな?って思いました。
NAHAマラソン2007・8?18km

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■国道331号線。走り慣れた道へ。
そんなこんなでついに沖縄南部の国道331号線へ出ました。ここから折り返しの平和祈念公園までもまた上り坂があるんですよね。NAHAマラソンの前半は上り坂がほとんどですからね。でも平和祈念公園へ入るちょっと前で登り切りますので、折り返し地点に入った頃には下り坂も多くなって少しは楽になっていると思います。
今回はさきほども書きましたが、上りに強くなっていたので、この区間もかなり他のランナーを抜けましたね。するとそんな中に女性がいて、沿道からの応援を聞くとなんと女子の3位という話。おぉ?女子の上位と同じくらいのペースなんだ?って思っていました。この女子の上位についていけばかなりのタイムが期待できるかな?って思っていたらここでも上り坂でついつい抜いちゃいました。なので今回はペースメーカー不在でずっと走っていた感じです。
でも今回のNAHAマラソンはあまりにコンディションが良かったので、ペースメーカーっていうか実質風除けになってくれる人はあまり必要じゃなかったんですけどね。なのであえてペースメーカーは探さず、あくまで自分がいいと思うペースで走りきろうと思っていました。こんなに風を気にしなくていいレースは正直初めてじゃないかな?今年のヨロンマラソンも風が無くて走りやすかったですが、今回のNAHAマラソンはそれ以上じゃないかな?ってぐらいに楽でしたよ。
そしてきつい上り坂を上りきって、あとは平和祈念公園を目指すだけになりました。ここまでもまだ5kmを21分ペースで来ています。ちなみにこの平和祈念公園までの国道331号線はトレーニングでもよく走っていましたので、あぁここをよく通ったな?って考えながら走っていました。
NAHAマラソン2007・18?21km

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■新折り返し地点。平和祈念公園遊歩道。
20km地点以降は平和祈念公園まで下り坂なので比較的楽に走ることが出来ます。でも先ほども書いたように下り坂でも一切ペースを上げないので、抜かれること、抜けれること。でも下りでペースアップしてもまだ半分以上あるんだからここはまだ体力を蓄えて、後半に備えることとします。どのみち平和祈念公園へ入るときに90度曲がるのでブレーキかけることになりますからね。なので下り坂はあくまでそれまでの上り坂で疲労した体を癒すにとどめておきます。
そして平和祈念公園。やっぱり応援が多いので楽しいですね?。今年からコースが変わってかなり気分良く走れましたし。去年までは細かくカーブを描いていたところも真っ直ぐになったので気持ちよかったですよ。ちなみに平和祈念公園内に21.1kmの中間地点があり、そこを通過したときのタイムは1時間28分だったかな?単純に倍すればサブスリーじゃん。まぁそんな簡単にはいかないと思いますし・・・
しかしこの時点ぐらいからちょっと気になることが起きていたのです。トレーニング中でもある程度走るとガスが出る(おならが出る)のですが、今回はここまでほとんどそのガスが出ていなくてちょっと心配でした。ガスが出ないときは下痢を起こす可能性があるので、ちょっと心配でした。まだお腹が痛い訳じゃないので、そのうちガスも出るかな?って気楽な気持ちで走っていました。
そして平和祈念公園を抜けていよいよレースは後半へと入っていきます。
NAHAマラソン2007・21km

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■23km過ぎ。異変発生。
平和祈念公園を過ぎたら目指すはひめゆりの塔。トレーニング時はこのひめゆりまで来て折り返したな?なんて考えているうちに異変発生。お腹がゴロゴロ鳴り始めました。まだ痛みは伴っていませんが、これはかなりやばい状況。ゴロゴロ鳴るってことはそのうち腹痛に発展することも多いので、まだ半分近く残っているこのポイントでこの状況はかなりやばい感じでした。
とりあえずこんな時のためにビタミンのサプリメントを持って走っていますので、とりあえずサプリを食べながら走って少しは気を紛らしました。昔から酸っぱい系のものを食べると腹痛が少しは和らぐ体質だったので、今回はそれに期待しようと思います。
しかしあと20km弱もあるので、このあとかなり心配です。途中にあるトイレに行くべきか否か?悩みながら走ることになってしまいました。ちなみにレース中のトイレは今までハーフマラソンで1回だけやったことがあって、5分ぐらいロスしましたね。しかもトイレに入ったからと言ってその場しのぎはできるものの、体調が戻る訳じゃないですからね。果たして今回はどうなるんでしょう?
NAHAマラソン2007・23km

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■28km地点できれいな海を望む。
そんなこんなで徐々にお腹の具合が悪くなってきて、ついに25kmを過ぎたくらいで痛みを伴う状況にもなってきました。最初は発作的に出てくるだけなので、痛みをちょっと我慢すれば次の発作までは収まるので、あとはこの発作の感覚がどのくらいになるかが問題になってきました。
そして28km地点。ちょうど下り坂の場所でその先に名城ビーチの海がとてもきれいに見える場所なんですが、ここでついに猛烈な腹痛に襲われてしまいます。その証拠にガーミンのGPS時計でもその瞬間を如実にとらえていました。今回のそのGPS時計ではリアルタイムにペースを計測できるのですが、ここまでキロ4分ちょっとで走っていたのに、その腹痛の瞬間キロ7分までペースが落ちている様子が残っていました。まさに最初の「発作」がまさにこのきれいな海が見える28km地点だったと言うことが分かります。
残り14km。微妙な距離です。トイレに行くかそのまま我慢して走り続けるか。あとは発作の感覚次第かと思います。しかしこのあと今まで参加したマラソン大会の中で最もきつい14kmとなったのは言うまでもありません・・・
NAHAマラソン2007・28km

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■腹痛に苦しんだ後半。
この28km地点以降は、もうペースとか、タイムとか、他のランナーとか考える余裕すら無くなっていました。とにかく自分のお腹との戦いって感じでしたね。なので今どのくらいのペースで走っているか否か全然わからなくて、何時間でゴールできるか考えることすら出来なくなっていました。
本来はこの30km地点以降が勝負の区間なのですが、それどころではない状態だったのは言うまでもありません。せっかくこの30km以降のために体力を取っておいたのに・・・その体力を全て腹痛に奪われた感じでしたよ。ホント泣きたいくらいの状況でした。
ちなみにその発作はGPS時計を付けて走っていたこともあって、何キロ地点で発作があったかしっかり残っていました。28km地点の後は、31km、33km、34km、35km、36km、37km、38km、39kmとほぼ1kmごとに発作が起きていて、その間トイレが何カ所かあったのですが、発作の時にトイレは近くになくて入るに入れない状態でした。でも残り5kmになるともうあとはゴールまで我慢しちゃえ!って感じだったんですけどね。
しかし近くを走っていた他のランナーは、私が1kmごとに突然ペースを落としたり、そしてまた上げたりして、「何なんだ?こいつ?」って思ったでしょうね。腹痛を起こすまではペースが上りでも下りでもほとんどぶれなかったのですが、その28km地点以降はペースがものすごい上下しているんですよね。逆の立場だったらイヤなランナーだと思いますよ・・・
それほど苦しんだNAHAマラソンの後半なのでした。
NAHAマラソン2007・30?37km

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■ついに最後の那覇大橋通り。
とにかく国道331号線バイパスに入ってからはきつかったです。腹痛も辛かったし、コースもだだっ広くてなんか走りにくいし、加えて応援もこの区間は少ないしあまり盛り上がらないので、イマイチ気持ちも乗らない区間なんですよね?。しかも給水などは全て右側。私は右手にタオルを巻いて走っているので(汗拭き用)、右手での給水は出来ないんです。だからこの区間は今回の腹痛もさることながら最もきつい区間なんですよね?。まぁ微妙に上っている道だし、最後の5kmなのでどんなランナーでもきついと思いますけどね。
しかし腹痛はこの区間でさらに激しくなってきていて、本来は「ビール!ビール!」って感じで走ってがんばる区間なのですが、完全に「トイレー!トイレー!」って感じでしたよ。
そして40km地点。ついに最後の道「那覇大橋通り」へと入ります。モノレールの高架下の道でそのままゴールのある奥武山公園までまっすぐに続く道なので、まさにヴィクトリーロードです。実際はそんな余裕は一切無かったですけどね。とにかく頭の中は「トイレ!」一色でしたし。
NAHAマラソン2007・38?40km

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■ヴィクトリーロードは余裕ゼロ?
最後の道も最初はちょっと上りなんですが、あとはほとんど下りなので腹痛でもかなりがんばれそうでした。本来はラストスパートする区間なのですが、さすがに腹痛でそれどころではありませんでしたけどね。それでも早いランナーに遅れを取ることなくどうにかペースを保ちつつゴールを目指すことができていました。っていうかあまりの腹痛にペースが速いのか遅いのか全くわからない状態でしたけどね。時計も全く見る余裕が無く、サブスリーでゴールするのは正直どうでもいい!って感じでした。とにかく「トイレ」って感じでしたけどね。
ちなみにこの最後の那覇大橋通りは応援が多いのでがんばれますね。本来なら給水とかもらう区間なんですが、この時点はもう給水をもらうどころか回りを見る余裕すらなくなっていましたけどね。正直すっごい変な顔で走っていたと思います。端から見たらかなりきつそうに走って見えていたと思いますが、ホントは走るのが辛かったのではなく、腹痛が辛かったんですけどね。頭の中は「トイレ」一色でしたけどね。
NAHAマラソン2007・40?42km

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■ついに奥武山公園へ!しかし目指すはゴールではなく・・・
最後の下り坂も下りきって、ついに最後の奥武山公園へと入っていきました。でも今年からコースが変更されて公園へ入るにもかなり急激なカーブを何度か曲がるので、正直そのカーブを曲がるときにかなりお腹に負荷がかかって、腹痛もさらに助長されてきつかったです。でもあと数百メートル。この時点でタイムを見ると2時間55分前後。サブスリーを達成するにはあと5分。常識的に考えればあと数百メートルを5分以上かかることはあり得ないので、サブスリー達成はほぼ実現できそうな感じでした。しかしこの腹痛の発作が起きると走ることもままならないぐらいにペースダウンしてしまうので、まだまだ油断が出来ない状況でした。
幸い強烈な発作は起きずについに最後の競技場へと入っていくのでありました。しかし本来ならゴールを目指して走るのですが、このときは言うまでもなくゴールの先にあるであろう「トイレ」しか頭にありませんでした。サブスリー達成よりもゴール後のどこにトイレはあったっけ?とか公園内のトイレじゃウォシュレットは無いだろうな??とかもしかしたら和便しかないかな?とかばかり考えていました。
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■ついにゴール!辛かった最後の19km。
ついに競技場です。辛かった42.195kmもまさに最後の端数を残すのみとなりました。NAHAマラソンの場合はトラックを半周してゴールしますので、競技場に入った時点でおおよそ200-300mでゴールだと思います。バックストレートを真っ直ぐ走ってコーナーを曲がって最後にホームストレートへ。本来なら先にいるランナーに追いつけ追い越せって感じでペースアップするのですが、もう順位もタイムもどうでもよくなっていて、とにかく「トイレ」って感じでした。でも最後のホームストレートに入ると大きな時計が見えたので、それを見ると「2時間57分」。あと100m。この時点で「やったー!サブスリー!」ってついに実感しました。さすがに発作が来ても100mならどうにかなるので、ついに念願のサブスリーが現実のものとしてとらえることが出来ました。
最後のゴールは喜びのポーズをする気力は残っていませんでしたが、最後に天を見上げながら「やったー!」って心の中で叫びながらゴールしたのでありました。そしてゴール後はゴールゲートに振り返って一礼。42.195kmを無事に完走できたことに感謝したのでありました。
そのタイムは2時間58分台(詳細は内緒)。実際はスタート時のタイムロスがあるのでもう少し早いタイムでゴールできたと思います。ざっと計算しても後半の19km。腹痛に苦しんだ19kmでしたが、ざっと計算してみるとそれほどタイムロスはしていなかったのに驚きでした。ほぼ42.195kmイーブンペースで走れたような感じでした。まぁ腹痛でのタイムロスは後半のペースアップで補ったと思いますしね。前半抑えて走っていた貯金がものを言った感じだと思います。
それにしてもこれほどきつい19kmは今まで経験したことが無かったなぁ。っていうかもう二度と体験したくありませんけどね。
NAHAマラソン2007・42km

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■サブスリーを実感!ついに!ついに!ついに!
それにしてもあまりの腹痛のために、足がつったり痛かったりは全然しないでゴールできました。まさに無理せずイーブンペースで走りきった証拠かと思います。なのでゴール後も腹痛以外は全然平気で記録証をもらったり完走メダルをかけてもらったりしてもらえました。しかもこのゴール直後は奇跡的?に腹痛も治まって、普通の表情に戻っていました。
そしてその記録証を見た瞬間、さすがに「やったー!」っと一声上げましたね。目標にしていたフルマラソンの2時間台での完走。市民ランナーの目標を達成!って感じでしたからね。でもホントはNAHAマラソンではなく、3月のヨロンマラソンで達成したかったんですけどね。まぁホントのホントのことを言えば、2月の東京マラソンで達成したかったんですけどね(2大会連続で落選)。
なので正直今回のこのタイムは自分でも意外でしたね。NAHAマラソンでサブスリーを出せるような調整はしていなかったし、コースもNAHAマラソンの方がかなりきついので、このタイムはホントに自分でも驚きでした。でも嬉しかったですけどね。
しかし実際はそんなに喜びをかみしめている余裕はなく、あまりの腹痛のために歩くのがやっとっていった感じでしたけどね。本来は給水をもらってからトイレなりにマッサージなりに行くのですが、今回はトイレ以外に目もくれずに競技場を出て行くのでありました。
NAHAマラソン2007・完走

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■初パウチ!
競技場を出たらあとは走りながら考えていたトイレへ直行(笑)。さすがに早いタイムでゴールしたのでトイレも会場周辺も人がほとんどいなくて、スムーズにトイレまでたどり着けました(ちょっとタイムが遅いと、会場周辺もトイレも人で溢れていますからね)。ここから内容が内容だけに詳細は書けませんが、とにかくすごかったです。バケツをひっくり返したような感じでした。
でも事を済ませたらかなり楽になっていましたので、サブグラウンドへ行って、ドリンク引換券でスポーツドリンクをいただき(ホントはビールが欲しかったがこの状況ではさすがに無理)、あとはサブスリーを達成した記録証を初めてパウチしました。今まで完走証はもらうだけもらってあとは特に気にもとめていませんでしたが、さすがに今回のサブスリー達成の記録証は別ですね。まだ財布などの貴重品を受け取る前でしたが、もしものために常に小銭は持って走っていましたので、その小銭を使ってパウチをしてもらいました。
あとサブグラウンドにはマッサージコーナーもあったのですが、先に書いたように腹痛以外の体の具合は全然問題なく、普通に歩くこともできますので、特にマッサージは受けずにサブグラウンドをあとにしました。でも早いタイムにゴールすると、トイレもマッサージもどこも空いていて良いですね。ちょっとだけ優越感を感じつつ、サブグラウンドをあとにしたのでした。
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■ゴール後の普通は考えられない予定。
今回は会場で友達を待ち合わせはしていなかったので、そのあとちょっと給水をしたらそのまま会場を後にしてしまいました。やっぱりサブスリー祝いの祝杯を自宅であげたいですからね。あとケンタのフライドチキンも食べたいし、ケーキも食べたいし、その前に日曜朝市(笑)。午後1時まで朝市をやっているので、早いタイムでゴールできたら是非スーパーの朝市に行きたいな?って思っていましたので、最初にスーパーに寄ることとします。
・・・っていうかゴール後の休息時間なども含めて、NAHAマラソンを走り終わった後にスーパーの朝市に行くには相当なタイムでゴールしないと行けないんですけどね。今回は見事にサブスリーを達成できましたので、そのままスーパーへ直行したのでありました。日曜朝市は牛乳やタマゴが安いですからね(笑)。
ちなみに帰りに寄ろうと思っていたスーパーにはマクドナルドもありますので、この時期限定の「グラコロ」も食べたかったので、一石二鳥って感じでした。でも競技場からスーパーまでの道のりはまさにNAHAマラソンのコースだったんですけどね。もちろん交通規制が解除されている部分なんですが、そこをバイクで移動していると「あぁここをほんの3時間前には走っていたんだな?」って思いながら移動していました。なんか変な感じでしたね。
それはさておき、NAHAマラソンに参加したあとにそのまま朝市に行くランナーは他にはいないだろうな(笑)。以前もNAHAマラソンゴール後に飛行機で石垣島まで飛んで、さらに船で黒島までその日中に行ったことがありますが、相変わらず無謀なスケジュールを考えて、そして実行しちゃっています。
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■予定は未定。悪夢の始まり?
スーパーの朝市にも無事に間に合って、さらにマクドナルドのテイクアウトでグラコロも買えたので、あとは自宅に戻って軽く祝杯。あとは展望風呂へいって汗を流して、最後にケンタに寄って自宅で暴飲暴食(笑)。それが理想的な予定だったんですけどね・・・このあとあんな状況になるとは・・・。
とりあえずグラコロを買ってそのまま自宅へ直行。腹痛も競技場のトイレで済ませて以降は落ち着いていて、正直「もう治った?」って感じでした。自宅へ戻ったあともまだ違和感こそあるものの腹痛はそんなに感じることもなく、買ってきたグラコロを落ち着いて食べていました。
そのグラコロを食べて30分後ぐらいからついに始まってしまいました。悪夢の時間が・・・(といってもグラコロが原因じゃないですけどね)。ゴール後に給水もしっかり取っていたし、無茶なことはほとんどしていなかったのに、あんなことになろうとは・・・
NAHAマラソン2007・その後

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■NAHAマラソンのゴール後のほとんどはある場所で。
自宅に到着してからカロリー補給も終わって30分。そろそろ展望風呂にでも行って汗を流そうかな?って思い始めた頃にまたしても腹痛。走っている時ほどの激痛じゃなかったですが、かなりきつい。無理して展望風呂に行っても良かったのですが、今はトイレからあまり離れたくない!って感じの状況に陥ってしまいました。まぁ何回かトイレに行けば落ち着くかな?って軽く考えていましたが、まさかこの状況があそこまで続くとは・・・
この腹痛&トイレの状況は結局このあと数日続きました。どんなに水分を取っても体に全く吸収されずに、お腹を下している状態が延々続いていました。なので食事もあまり思うように取ることが出来ず、ケンタのフライドチキンなど夢のまた夢で、完全にお粥生活に突入してしまいました。やっぱり19kmもトイレを我慢していたしっぺ返しが来たのでしょうか?
結局このNAHAマラソン当日だけでもトイレに何十回も行く羽目になってしまいました(少なくとも30回以上)。もちろん展望風呂どころか買い物に行くことも出来ない状況で、この時一番のミスは自宅に水はあるものの、スポーツドリンクが一切なかったこと。なので、どんなに水分をとっても体に吸収されない状態になってしまったので、かなりきつかったです。結局、NAHAマラソンゴール後の大半の時間をトイレで過ごすことになったのは言うまでもありません。
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■サブスリーの代償は大きかった。
結局この腹痛は丸3日続いて、違和感も含めると完治するまでに1週間はかかりました。正直病院へ行くか否か迷いましたが、病院へ行く気力(体力)すらなくなっていましたからね。食欲はどうにか出てきて水分補給もかなりできるようになってきていましたが、いかんせんトイレの方が・・・。まともなものが出るまで、ホントに1週間かかりましたからね。その間止せばいいのに、祝杯も多少あげたりしちゃいましたからね。サブスリー祝いをしたかったので、多少は・・・
でも今回学んだのは、もともと腸が弱いことは分かっているなら、走る前に胃腸薬を飲むのが一番ってことですね。こればっかりは生まれつきのものなので、トレーニングする訳にもいかないので、次回以降は胃腸薬を飲んでから走りたいと思いました。もうこんなつらい腹痛は味わいたくありませんからね。せっかくのサブスリーもこの腹痛じゃ祝うことすら出来ませんからね。
けど不思議なのは、NAHAマラソンや他の大会ではこんな感じでレース中やゴール後に腹痛に襲われてつらい思いをするのですが、何故かヨロンマラソンだけはレース中もレース後も体調を崩したことがないんですよ。いつも泊まっている宿の食事のおかげなのかな?それともレースっていうか島の雰囲気がそうさせるのか?ホント不思議です。次の大会はまさにその「ヨロンマラソン」なので、胃腸薬に頼るか否か悩むところです(笑)。まぁ今回あまりに辛かったので、胃腸薬はチャレンジしてみて、ヨロンマラソンの完走後はいつものようにゴール地点でビールを飲んだくれて、そして完走パーティーで踊りまくりたいと思います(笑)。
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■総括(自己流フルマラソンの走り方)
とりあえずマラソンを始めて目標だったサブスリーを達成してしまいました。正直、これ以上のタイムアップはするつもりはありませんので、今後の大会は体調を崩さないようにして、大会(っていうかゴール後)を楽しみたいと思います。
でも今回のNAHAマラソン。気温・風など条件がものすごく良かったので、正直サブスリーは狙っていました。でも23km地点の腹痛の次点では今回はダメだなって思っていましたので、この結果には驚きでした。やっぱり30kmまで体力を温存しておいた結果だと思います。

ってことで総括。サブスリーを達成した超自己流走法のポイント。

1.21km(折り返し)まではとにかくイーブンで体力(筋力)を温存する。
とにかく前半突っ込まないで後半ペースダウンさせないという意味です。とかく前半の体力のあるうちに突っ込んじゃって、後半ペースダウンすることが多いですからね。前半抑えると後半のペースダウンが少なくて済むので、トータルとしては速く走れると思います。

2.上半身(腕)はペースダウンするまであまり使わない。
完全に自己流。30kmぐらいまでは腕の振りを最小限にして、最後の10kmなどの足がきつくなってきたときに腕を使って走ると多少楽になりますので。ラストスパートでは腕を大きく振るとかなりスパートできますしね。

3.先を見て走らない(5-10mぐらい先の地面だけを見て走る)。
これも自己流。フルマラソンって体力以上に精神的に参っちゃうことが多いと思います。あまり先を見ちゃうと気が遠くなるような光景が広がっていることも多いので、だったら見ない方が良いかな?って思って実践しています。あと先を見ないで足下を見て走ると、上り坂も坂ってあまり感じなくなりますよ。上り坂になっても単にちょっと調子が悪いかな?程度で感じながら走ると、いつの間にか上り坂を上りきっていることが多くなります。

4.上り坂で極端なペースダウンはしない(歩幅を小さくして刻む)。
とにかくイーブンペースで走るってこと。さすがにタイム的には上り坂の方が落ちると思いますが、気持ちというか走り方っていか感覚的にペースダウンしていない走り方をするといいと思います。下り坂でペースを落とすと平地になっても落ちたままで走ってしまうことが多いので。

5.下り坂ではペースアップしない(上半身でブレーキをかける)。
個人的には一番重要だと思っています。とかく下り坂でペースアップしちゃう人が多いですが、下り坂って最も筋肉や関節に負担がかかるんですよね。なので下り坂でペースアップしてしまうと、後半で筋肉疲労を起こしてしまう可能性があると思います。下り坂は呼吸を整えてそして筋肉を温存するところと割り切って走ると、ペースダウンすることなく走りきれると思いますよ。

これらの方法が正しいとは思いませんが、でも個人的にこれらを実践してサブスリーを達成できたので、これからフルマラソンに参加される方、タイムアップを目指す方に少しは参考になればと思います。専門的・理論的な話ではなく、市民ランナーレベルのことなので、多少なりに効果はあると思うんですけどね。

そんなこんなで今回のNAHAマラソン。目標のサブスリーを達成できたので、次のヨロンマラソンはタイムよりも楽しむことを第一に考えて走りたいと思います。まずはレース中ならびにゴール後に体調を崩さないことですね。
NAHAマラソン2007・全コース
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■第23回NAHAマラソン 大会スタッツ
【日時】2007年12月2日 午前9時スタート
【種別】フルマラソン(42.195km)
【気象】天気/晴れ 気温/19度?23度前後 風は3?5mでほとんど感じず
【参加】23000人(うち制限時間内完走は15000人)
【タイム】3時間を切りました!
【順位】100位以内
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■第23回NAHAマラソン 大会データ【参加】
【日時】2007年12月2日(日曜日)午前9時スタート(フル)
【種別】フル
【制限】6時間15分(フル)
【参加料】4500円(フル)
【申込】2007年9月28日(金曜日)まで
【HP】http://www.naha-marathon.jp/


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