沖縄マラソン大会情報/ランニングコラム



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2009年06月07日16:08

日本最西端与那国島一周マラソン大会に参加!

>大会:石垣島/八重山エリアの記事

与那国島は大会には参加したことは無いものの一度だけ運動不足解消のために走ったことはあったのですが、アップダウンはきついもののコースは面白いですね。でも参加エントリーしてから気づいたのですが、その一度目はDr.コトーでおなじみの南牧場線を走って気持ちよかったものの、どうやら大会ではあのコースは通らないようです(T_T)。せっかくあの景色が開けている南牧場線を走れると思ったのに・・・

その代わりに南牧場線の北にある久部良岳のふもとの内陸の山道を通るとのこと。アップダウンがかなりあるあのコース。ただでさえ島の東側のアップダウンが激しいのに、西側でもこの山の中を通るとなるとかなり厳しそう。


ちなみに2008年の与那国島マラソン。前日までかなりの雨でしたがレース直前に雨は上がってくれたのですが、猛烈な湿気とあとスタート&ゴールでもある学校の運動場が水浸し。スタートはそれを配慮してアスファルトの道路からになりましたが、ゴールはその水浸しになっているグランドになるらしい・・・。ゴール時は泥だらけになるのは必至という感じかな?まぁレース中の雨はなさそうなのでそれだけでもよかったのかもしれませんけどね。

しかしレースが始まるとその湿気と暑さに苦しめられたのでありました。もちろんあのアップダウンにも・・・

与那国島マラソンは基本的に島を時計回りに周回するコースで、祖内の与那国中学校をスタートし、東崎、サンニヌ台、比川とめぐってそして南牧場線ではなく久部良岳の南側を通って久部良集落を通り、空港を経由して祖内へと一周するコース。もちろん島に行ったことがある方にはお分かりかと思いますが、このコースはものすごいアップダウン。特にスタートしてから比川までは平らな道が全く無いですからね。なので前半いかに我慢するかがポイントですね。

しかし実際にレースが始まるとそのアップダウンを考慮する以前に猛烈な暑さが襲い掛かってきました。前日までの雨と急激に上がった気温にとにかく苦しめられました。給水はそこそこあったのですが、それでも足りないぐらい汗をかいてしまい、普通は序盤に汗をかくものの中盤以降はそれも落ち着くはずなんですが、今回の場合は延々汗が体中から噴き出していましたからね。そういう意味では今までのレースの中でもっともきつかったかもしれません。その以前に走ったときは乾燥していて暑さもそんなでもなかったので、全く参考になりませんでしたよ。


とりあえず比川までは我慢したものの、その後のその南牧場線を通らない道は初めてだったので、一気に疲れが噴き出してしまいましたね。なので久部良にたどり着くころには完全にばてばて。最後の久部良から祖内まではそんなにきついアップダウンは多くないのですが、少しの上りでもへばってしまうほどでした。なので最後の祖内へと向かうティンダハナタ下の坂は完全に足が止まってしまいましたよ。

でもどうにかそれを乗り切って祖内へと入り、残るは与那国中学までの道。しかし集落内はいいのですが、与那国中学の周りだけは高台になっているので、最後の最後で坂が待っていてそれがきついのなんのって。しかもコースは与那国中学をぐるりと一周するかのように設定されているので、せっかく与那国中学にたどり着いてもゴールにぜんぜんたどり着けない状態。

正直、最後の与那国中学の周りがもっとも辛かったかも?だってゴールは見えるのにいつまで経ってもたどり着けないこのジレンマ。

暑さと疲労で完全に参ってしまいました。

とりあえずその中学校を周回するようにしてようやくグラウンドに入っていくと、予想はしていましたが案の定水浸し。もちろん離島の学校なのでグラウンドは「土」。しかもこの時履いていたシューズはまだ新しいものだったので、そのままグラウンドに入ると泥まみれになることは必至。正直、そのグラウンドの状態を見てそのまま棄権したくなりましたよ。でもここまでがんばってきたのでそんなことはできるはずもなく、泣く泣く泥だらけのグラウンドに入っていきました。最初は大きな水たまりを避けつつ走ったものの、避けることができない状況になってきて最後は吹っ切れて泥を蹴散らしながらゴールへと向かっていきました。


そしてゴール。


めっちゃつらかったのでゴール横にあった給水ステーションで延々スポーツドリンクを飲みまくっちゃいましたよ。あれだけ汗をかけばすれだけ水分を欲しますからね。でも普通はほんの数分そのコーナーにいるんでしょうが、私はそこに30分ぐらい居続けてしまいましたよ。だってその場を離れるとその先はジュースもスポーツ飲料も有料ですからね(笑)。

その後は水道コーナーへ直行し、シューズを脱いで入念に水洗い。本来はシューズを水洗いすることはあまりないのですが、シューズの中まで泥だらけだったのでジャバジャバ洗っちゃいました。でも乾く前にすべて洗い流したのでかなりきれいになりましたよ。あとは風通しのいい場所で乾燥させて無事に復活するのを願いました。


ちなみに荷物は番号入りのゴミ袋のようなものを事前にいただいていて、その中に入れて体育館に適当に置いておくという「超アバウト」な管理方法。まぁ島なので盗難とかはあまり気にしなくてもいいのかもしれませんし、また体育館に不審な人が居たらめっちゃ目立ちますからね。ちなみに貴重品もそのゴミ袋のようなものの中に入れておきますので最初はちょっと不安でしたね。でもまぁ島だと思えばすぐになれちゃいますね。なのでゴール後はそんな無造作に荷物が置いてある体育館に戻ってしばらく休んでいましたよ。ホントは宿に一度戻ってシャワーでも浴びようかと思っていましたが、あまりの疲労で全く動けず。結局この後にその体育館で表彰式や完走パーティ的なものがありますので、そのまま居続けてしまいました。

でもその体育館では与那国島のグッズを売っていたり、参加者に振る舞われる汁物やおにぎりをいただけましたからね。それに同じ参加者といろいろ話をしたりして過ごしていたらあっという間に時間が過ぎちゃいましたよ。


そして完走パーティ。最初は表彰式でその後に沖縄では有名な「美川憲一郎(最後の「郎」がポイントでもちろん美川憲一のそっくりさん)」が出てきて大盛り上がりだったらしいです。

でも私は表彰式だけ見て、その後はその美川憲一のそっくりさんは見ないで宿に戻りました。というのもよせばいいのにこの会場まで自転車で来ちゃったので、今にも雨が降り出しそうだったので早く戻ることとしました。案の定、途中から雨が降り出してその後は全く止まなかったらしいので、いい判断だったかもしれません。美川憲一郎は残念でしたが(笑)。まぁ彼は沖縄に住んでいれば目にする機会は多いですからね(テレビCMでは見ない日は無いくらいです)。


そんなこんなでつらいレースでしたが、かなり楽しめましたね。やっぱり完走パーティ的なものがある大会は楽しいですね。NAHAマラソンなどの大きな大会にはそういうものがないので、やっぱり離島の大会はいいな?って思いましたよ。まぁたまにあまり盛り上がらない完走パーティの大会もありますけどね。あとは実際に参加してみないとわかりませんが、一度はまると私のヨロンマラソンのように毎回参加したくなっちゃいますからね。

ちなみにこの与那国島マラソンはなかなかおもしろかったのですが、いかんせんここに来るまでが大変ですし、なによりコースがめっちゃきつい!

リピがあるか否かは微妙なところですが、とりあえず今回はとても楽しめました。もし11月初旬に与那国島へ行かれる方がいらっしゃいましたら、24km以外にも短いレースもありますのでこの完走パーティに参加するために走ってみてはいかがでしょう?もちろん走らなくてもパーティには参加できますけどね。結局その体育館には地元の人が集まって大宴会って感じでしたからね。それもまた島っぽくていいかもしれませんからね。


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