沖縄マラソン大会情報/ランニングコラム



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2010年03月23日06:31

ヨロンマラソン2010「完走パーティ編」

>大会:与論/奄美エリアの記事

一度宿に戻ってシャワーを浴び、完走Tシャツを着ていよいよ完走パーティ会場へ。

完走パーティ会場はゴール地点のすぐ横にあるビーチで行われるので、実質ゴール地点に戻ることとなります。開始は午後4時からなので、フルのスタートから8時間後。ハーフのスタートからは6時間後なので、基本的に制限時間を超えているので多くのランナーはゴールしているかと思います。でも先の話にもあったように、ヨロンマラソンは特に交通規制も行わないので、制限時間を超えても走ることはできますし、またゴールもそのまま。加えて制限時間を超えると完走パーティで人が集まっているところに戻ってくるので、制限時間内でゴールするより盛り上がります。最後の完走者は完走パーティ中に会場に集まっているみんなにアナウンスされますからね。

こういうところが島の大会の良いところです。

それはさておき完走パーティ会場のビーチ。常設の白い舞台があるのでそれをそのまま使って行われます。もちろんマラソン終了後のイベントなので各部門での優勝者が舞台にあがったり、また大会関係者からの挨拶や地元の子供たちによる演舞などが行われます。




ちなみに完走パーティ会場の周辺には、ゴール直後の写真をはじめとしてレース中の写真などを販売してくれるブースも出ています。ほんの数時間前の写真をすぐにプリントして販売。特にゴールシーンはタイム表示も含めて写真に収めていますのでとても良い記念になります。しかも並んでゴールしない限りは1人1カットありますので、中にはこれを知っていてゴールする前に前後のランナーとの間を調整して、きちんと自分だけ写るようにする人もいるとかいないとか・・・。

私も毎回買っていますが、今回はレース中の記事でもあったように雨の影響でタイミングが悪くてゴールシーン以外の写真が全く見つかりませんでした。確かコースで撮影しているカメラに対してはピースサインなどをしたはずなんですが、おそらく趣味で撮影している人のカメラに反応してしまったらしいです。ちなみにこの写真はA4四つ切り(横12.4cm x 縦21cm)のもので1枚1000円。でも交渉次第では他の写真で抱き合わせで値段交渉も可能(笑)。そこが島らしいですね。でもこのゴールの写真はタイム順に調べることが出来るのですが、あまりあとになって買いに行くとみんなが探した後でタイム順がバラバラ。なのでできればゴール直後にこの完走パーティ会場へ行って、パーティが始まる前に探すのがベストです。マラソン翌日でも町役場近くで購入できますが、その頃になると自分が写っている写真を探すのも一苦労。なのでやっぱりゴール直後に探すのがおすすめかと思います。

あとその写真を売っているテントの並びに、与論島のおみやげ品を販売していたり、あと焼き鳥・焼きそば・焼きイカ・たこ焼きなどのテキ屋的テントも3つぐらいあって、食べ物も飲み物も購入可能。もちろん、このビーチは市街のすぐ近くにあるのですぐにコンビニやスーパーなどへ行って買い物もできちゃいます。なのでこの完走パーティでの飲食には事欠くことはありません。ちなみに完走パーティでもコンビニ「アイショップ」へ行って、シュークリームやドーナツなどを買っちゃいました。あとビールも買い足しちゃいました。

ちなみに完走者にはゴール後に完走Tシャツの他に、与論島の黒糖焼酎「有泉」の記念ミニボトルや、あと完走パーティ用のビール&おつまみ引換券を頂けます。なので完走パーティでは最初にその引換券でビール1本と薩摩揚げセット、そして今回はカルビーが協賛してくれるようで「じゃがりこ」をもれなく頂けました。なので離島ブログで「じゃがりこ」が登場したのはこれが理由です(笑)。




それはさておき完走パーティではその挨拶は表彰の他に、毎回豪華?景品をかけたじゃんけん大会があります。例年はJALの方がいろいろ景品を用意してくれるのですが今回は破綻の影響もあってやや変わってしまいましたが、それでもいつものようにじゃんけん大会で盛り上がりました。といっても過去8回も参加しているのに一度も勝ち残ったことはありませんが・・・。




あとそのじゃんけん大会前後ぐらいから、完走パーティ会場をミスヨロン的な人が巡って黒糖焼酎「有泉」をみんなに振る舞ってくれます。一升瓶と杯を持って。それを飲むのも完走パーティならではの楽しみ。もちろん、沖縄同様にビールは有料、焼酎は無料です(笑)。しかも与論島での飲み方は「与論献奉」と呼ばれる飲み方をしなければならず、飲む人が杯を持って「とっ!」と言うまで注がれ続けます。なので言い忘れるとえらい目に遭っちゃいます。その杯を基本的に一気に飲み干して、そして全て飲みきった証に杯を頭の上で逆さにする。これが与論島での有泉の飲み方(正式にはいろいろ決まりがあるみたいですがどのみち無礼講なので)。私もビール以外のお酒はほとんど飲めないのですが、このヨロンマラソン完走パーティだけはがんばって飲みます。

そのミスヨロン的な方も何名かいて、完走パーティ中に巡り歩きますので基本的に希望すれば飲むことは出来ちゃいます。中にはその注いでくれる人を追いかけて何杯も飲む人もいるみたいですからね。なので最初に頂けるビールに加えてこの有泉も含めると、基本的に完走パーティは酔っぱらいモードの人も多くいるかも?しかも完走パーティなので基本的に数時間前までマラソンを走っていた人たちばかりなので、テンションは最初から高いパーティです。さすがにウェルカムパーティは大会前なのでテンションが上がりきっていない人も居ましたが、この完走パーティのテンションはすごいですよ。でもお酒が入ってしかもハイテンションになっちゃうので、基本的に頭の中は真っ白なので、よく覚えていないんですけどね(笑)。




ちなみに今回のヨロンマラソンに参加していた芸人さんがこの完走パーティで挨拶をしてくれました。もちろん唯一の芸の「間違いない」というフレーズは聴けましたが、全体的に話が盛り上がらず、会場もその芸のあともやや苦笑。もともとその芸人自体すでに過去の人になりかけていますから仕方ないです。っていうかみんなの記憶はこのあと起こることで全てになると思います。ウェルカムパーティでもあった、ヨロンマラソンで最も盛り上がる瞬間。




踊りです。

もちろん、ウェルカム同様に舞台にみんな上がって踊りまくります。しかも完走パーティの舞台は壇上になっていて、様々な高さの場所があり、中には上にのぼって踊る人も居るほど。でもこの完走パーティの踊りは確実にウェルカムパーティよりも盛り上がっています。っていうかみんなが一体になって、全く知らない人と手を取り合ったりして楽しめますからね。やっぱり「ヨロンマラソンを完走した」という共通の喜びがありますから。なかなかここまで完走者同士で盛り上がる大会も他には無いのでは?

しかもこの完走パーティの様子は写真でしっかり収められていて、あとで大会専用の写真サービスでネットから閲覧・購入も可能。その写真を楽しみにするのもヨロンマラソンならではと思います。ただしその写真は大会参加者しか閲覧できませんが、だからこそ楽しめるのかもしれませんね。特に完走パーティの時はあまりの盛り上がりに写真を撮られているとは思っていないので、まさに「素」の表情が写っていますからね。まぁ中には明らかに意識している人もいたりしますが・・・




そして最後は舞台を降りて、みんなで万歳三唱だったか三本締めだったかよく覚えていませんが(笑)、来年の20回大会に向けてみんなで一つになって終了。この完走パーティ参加せずしてヨロンマラソンならず!といっても過言じゃない一大イベントかと思います。今まで様々なマラソン大会に参加して完走パーティなるものも体験しましたが、ランナー自身がここまで盛り上がるものは少ないと思います。他の大会の多くはランナーたちに「見せる」がメインで「参加する」という感じではないですからね。正直、ヨロンマラソンの完走パーティは前半こそ「見せる」ものがあるものの、全体的には「参加する」がメインのパーティですからね。遠い与論島まで来て辛いマラソンを走った仲間たちという一体感。

やっぱりヨロンマラソンは「楽しい」です。




ちなみに完走パーティは暗くなる前に終わって、あとは各宿泊先へ参会。あとは個々の宿での食事並びにイベントがあったりしますが、与論島の居酒屋やライブハウス?などではまさに「後夜祭」的なものが数多く行われます。多分、1年で最も盛り上がる夜がこのヨロンマラソンのあとの夜になるんじゃないかな?

中でもプリシアリゾートと茶花市街ではライブが行われるので、そこではまさに完走パーティの延長戦。私も参加してきました。宿の食事の後なので食べる方はもう満喫済みですので、あとは「飲む」と「踊る」だけ。なのでライブハウスはまさに願ったり叶ったり。しかもそのライブにはゲスト的な人(ヨロンマラソンだと谷川真理や今回だと芸人さん)も来たりしていますが、いかんせん参加したいニーズが多いので、会場は入れ替え制。なので運が悪い?(良い?)とそういうゲストとは遭遇できないかもしれません。まぁ基本は「飲む&踊る」ですからあまりそういうことは気にしないと思いますが・・・。

結局お店では少し飲んで、おつまみ程度のものを食べただけで、基本的には席から立って踊っていました。狭い店内ですがその分、一体感もあって踊りも楽しめます。私は1ヶ所しか行ったことがないのですが、どちらも同じ感じじゃないのかな?ちなみに宿泊場所とは違うライブハウスに行く方も多いので、与論島では最もタクシーが稼働する日じゃないかな?もちろん、与論島にもタクシーはありますよ。台数は少ないですがどのみち島なので出払ってもちょっと待てばまた戻ってきますからね。




ってことでヨロンマラソン完走後は、完走パーティと夜のライブハウスで踊りまくり、そしてしゃべりまくったので、翌日はマラソンよりもこの踊りの方が疲労感が残っていたかも。案の定、翌日は体こそ痛くなかったものの、喉は完全にかれていましたからね(笑)。マラソン大会参加しに来て、喉だけ壊して帰るってなんなんでしょうね?(笑)。それだけ盛り上がったという証拠なんでしょうね。

でも翌日の与論島は歩き方が変な人が多く、見ていて楽しいです(笑)。みんなロボットウォークをしているようで。あと階段などの段差を降りる際には悲鳴のような声も聞こえますからね。私に関しては先のゴール直後同様に翌日になっても体のどこも痛くありませんでした。強いて言えば先の通り「喉」のみ。酒焼け&しゃべり疲れってところでしょう。

しかしヨロンマラソン翌日はさらに激しい雨になって、結局マラソン以外に島のどこにも行くことは出来ませんでした。天気が良ければ帰りの船までかなり時間があるので海へ行ったり買い物に行ったりで来たんですけどね。今回はホントに完走パーティ以外は雨って感じで、ある意味良くできた天気だったな?っと思います。完走パーティあってこそのヨロンマラソンだけに(笑)。




結局帰りの船までずっと雨が降っており、しかも雨が降るときは海も荒れるので帰りの船はかなり揺れました。しかしヨロンマラソンではこの帰りの船も完走パーティの延長戦が続きます。でも今回は雨だったので船内で行われることになったので(自主開催)、いつもよりも小規模で静かに。天気が良ければ船の甲板に出てみんなで盛り上がるんですけどね?。しかも同じ参加者が集まってまさに完走パーティの続き!って感じで。でも船は他の乗客もいるので参加者以外にはいい迷惑なんでしょう。なのでできれば迷惑がかからない甲板でしたかったんですけどね。

ってことで与論島から那覇までは5時間半かかるのですが、その5時間半もプチ完走パーティ状態。島で予め調達したお酒や食べ物を嗜みながら延長戦を楽しんだのでありました。ヨロンマラソンはこの帰りの船まで含めて楽しめますので、今回ツアーなどで飛行機往復した方は、来年は是非個人手配などで船往復しましょう!さすがに行きの5時間半は長く感じますが、帰りはあっという間ですよ。ちなみに船内でもビールは自販機で(定価販売で観光地価格ではありません)、お菓子なども船内の売店が開いている時間帯もあるので購入可能です。でも島で買った方が島の経済としても良いですし、選択肢もいっぱいですしね。しかも5時間半なので小腹を満たすものもあった方がいいかもしれませんね。




そんなこんなで天気に翻弄されたヨロンマラソンでしたが、それでも十二分に楽しめるヨロンマラソン。リピーターが多いのもうなずけます。でも今回はそんなリピーターでさえ宿を確保するのが大変だったんですよね。というのも島で最大級の収容人数を誇る観光ホテルが営業停止してしまい、例年そこに宿泊している人があふれる事態に。参加者は毎年変わらないのに(むしろ最近は増えています)宿が急激に減るとさすがに島では対応しきれません。しかも今回は旅行代理店が宿だけ先に抑えてしまって、後になって飛行機が抑えられなくなって宿が空室のままという事態にもなってしまったらしいです。なので宿が取れなくて参加を断念された方もいると思うと残念でなりません。

ホント、旅行代理店てダメですね。先の帰りの船も含めてヨロンマラソンは個人手配で行くのがおすすめです。どのみち、与論島への船は行きは那覇を朝7時発で、帰りは那覇に午後7時着ぐらい。金曜日の夜に那覇に入れば翌日の与論島行きの船に乗れ、土曜日には与論島入り。日曜日にレース&完走パーティに参加して、月曜日の船で那覇に戻れば夜の便で本土に戻れます。これが出来るのは羽田発着だけなんですが、これなら月曜日の1日だけ休みを取れば十分参加できますからね。

それに往復の航空券も那覇までなので便数も多いですし、場合によっては往復航空券+1泊なるツアーでもOK。どのみち那覇で1泊は必要ですからね。船に関しては事前に電話さえすれば予約できますし、料金も船はヨロンマラソン割引で20%オフですからね。那覇の宿に関しても寝るだけならそんなにお金もかかりませんし、那覇ならいっぱい宿泊先もあると思います。港に近い場所に安宿もホテルもありますので宿泊先に困ることは無いと思います。

ですので問題は与論島での宿だけ。

でも最近は口約束ですがヨロンマラソン参加時に島を後にする前に泊まった宿に「来年もよろしくお願いします」的な1年前から予約を入れる人も多いですからね。もちろん本予約を間際にまたする前提ですが、これをしておくだけでも安心できると思います。

参考までに与論島の宿は民宿で6000円前後で数少ないホテルでもプリシア以外なら民宿とそんなに変わらないんじゃないかな?ちなみに那覇の宿も同じレベルですし、船に関しては片道4000円ぐらいですがヨロンマラソン割引で3200円ちょっとになるので往復で6500円とか。あとは那覇までの飛行機ですが、これはオフシーズンなので先得とかバーゲンフェアとかうまい感じであることも多いですし、羽田からなら格安のスカイマークもありますからね。スカイマークなら片道1万円を切ることもあるかも?でも便数が少ないので時間の自由はあまりないですけどね。

私の場合は那覇からの参加なので、船代と与論島での宿泊代だけで済みますので、とても安上がりです。




いよいよ来年2011年は第20回になるヨロンマラソン。第10回を経験していないのでこの20回大会はとても楽しみです。もちろん、来年の宿はすでに予約済み(笑)。船に関しても問題ないので、あとは私自身のスケジュールと体調次第かな?どっちにつけ必ず参加するとは思いますけどね。そしてまた来年もこのようなレポートをみなさんにお伝えできればと思います。ご期待くださいね。

来年は島にもう少し長く滞在するかな??でも帰りはみんなと一緒に帰りたいので早めに島に入るかな?まぁ土日月の3日間だけでも十分堪能できると思いますので、あとは天気が良くなってくれることを願うばかりです。




来年も3月最初の週末は与論島へ!間違いない(笑)。




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