沖縄マラソン大会情報/ランニングコラム



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2011年02月28日18:46

ヨロンマラソン・ハーフのコースの走り方

>大会:与論/奄美エリアの記事

いよいよヨロンマラソンまであとわずかになりましたが、いかんせん私は毎回「フル」しか走らないので「ハーフ」としてのコースはよく分かりません^^ゞ

でもどのみちフルのコースは前半を折り返すと後半はハーフのコースと一緒なので、コース的には十二分に理解していますので、あとはその後半だけを走った感覚でハーフのことも綴れればと思います。といってもフルの内容とほとんど同じかもしれませんけどね^^;

基本的にハーフはフルがスタートした2時間後に同じ役場近くからスタートしてフルの折り返しポイントへ向かうので、フルで折り返しまでに2時間以上かかるランナーはこのハーフのランナーと混走することになると思います。

ある意味このフルとハーフの2時間差が面白い結果を生みますので、ヨロンマラソンはそういう意味でも面白いんですよね。

フルの人にとってハーフのランナーに抜かれるのは悔しいですし、またハーフのランナーに抜かれないようにがんばることもできますからね。といってもフルのランナーはハーフのランナーより確実に21km多く走っているわけでハーフの方が体力も残っているのも事実。競って勝てるわけはないですが、それでもお互いいい目標になるでしょう。

そして早いランナーはハーフのトップに勝ってゴールすることが最初の目標になることでしょう。つまりフルだと「3時間15分前後」。サブスリーまでいかなくても良い目標になると思います。逆にハーフのランナーだと多くのランナーを追いかけることができますので追いかける方が力になると思います。

そしてハーフにはゲストランナーの「谷川真理」さんが毎回走りますので、その方との勝負もいいかもしれません。ハーフはハーフでフルとは違った楽しみもあるのがこのヨロンマラソンだと思います^^v

■スタート直後
スタートが午前10時。午前8時にスタートするフルの2時間後。スタート直後はフルのように市街の坂を東に向けて一気に上るのではなく、フルの折り返しポイントの北側に向かって走ります。といってもフルほどではないですが、ハーフも最初はひたすら上り坂。フルの折り返しポイントはやや高台にありますので短い距離ですがしばらく上りが続くと思います。

その後はフルのランナーと合流して与論島を時計回りに一周することになります。

■フルのランナーを抜きまくり?
フルのランナーと合流するハーフのランナー。フルのランナーはすでに21kmも走ってきているのですでにヘロヘロなランナーも多いかも?そこにまだフレッシュなハーフのランナーが混ざると、否応なしにハーフのランナーの方が早いのでフルのランナーを追い抜きまくりです。フルのランナーにとっては「なんだよ、こっちは21kmも余計に走っているんだぞ?!」っと悔しい気持ちになりますが、ハーフのランナーにとっては目標となるランナーが多いので走りやすいと思います。

しかしここで注意!ハーフはまだ序盤なので飛ばしてはいけません。ハーフの場合は後半の坂道セッションが勝負!なので序盤はあまり追い抜きばかりに気をとられているといつの間にかオーバーペースになるので注意です。

でもフルのランナーがいい目標になるのは確かなのでペースは抑え気味でほどほどに走りましょう!

■ハーフの序盤は自重して!
先の話のようにフルのランナーと混ざって走るのでオーバーペースになりやすいですが、同時にハーフの序盤はアップダウンが多いので注意です。

まずはビレッジ前の坂。スタート直後の坂の次に来る坂ですがこれが結構きつい。しかもハーフのランナーとフルのランナーが入り乱れるので人も多めで走りにくいかも?しかもフルとハーフとではペースが違うのでさらに走りにくいかもしれません。といってもランナーの数はもともとそんなに多くないので、うまく避けて上ると良いでしょう。

その後も2km地点過ぎでは一気に下り、3km地点へ向けて一気に上ります。これが序盤にもかかわらず結構辛いと思います。特に3km地点へと向かう上りはかなり急ですが、それを上りきればしばらく急な坂はないので序盤の踏ん張りどころです。

■3km以降はクルージング

序盤の坂道セッションを抜けるとしばらくは高台を走ります。多少のアップダウンはありますがそれほど気になるレベルではありません。フルのランナーとすれ違いますので同じ宿の人を探したり、知り合いの人を探したり、知らない人でも励まし合いましょう!部門は違っても同じ与論島を走っている「仲間」ですからね。

このセッションは序盤に左側に海が望めますが、その後はあまり景色は開けません。でも沿道の応援もいる区間なので応援にはきちんと応えましょう!島の人の協力があってこそのヨロンマラソンですので。

■9kmまでは我慢
高台のセッションをしばらく走っていると急激に曲がる交差点があり、そこを曲がって一気に下ると百合ヶ浜がある大金久海岸脇の道へ。しかし海が近いのですがその間には防風林や防砂林があるので海は望めません。しかも道幅が広く先が見通しやすいのでペースが掴みにくいセッション。まだ序盤なのでペースが上がりがちですが、勝負は9kmから先の「坂道セッション」なのでこの区間はとにかく我慢しましょう!

正直、ハーフのこの「9kmまで」は準備運動と考えても良いかもしれません。それほど前半と後半とではコースのレベルが違いますので、決してこの「9km」地点まではペースを上げないで体力を温存しましょう!

■9kmから始まる茨の道

「9km」地点の百合ヶ浜(大金久海岸)横の道が終わる頃。急に上ります。これがかなりの急勾配!でも坂道の長さ自体はそれほどでもなく、しかも上りきった先には綺麗な海が左に望めますので要チェックです。

その後は基本的に赤崎までは下りですが、その赤崎の曲がり角を過ぎたら最初の難関です。1km以上続くだらだらとした上り坂。しかも真っ直ぐで坂の感覚があまり無いのがくせ者。自然とペースが落ちてきて息も上がってきます。しかも先が見通せるのでいつまで経っても先に進まない感覚に陥ります。

しかもここでようやく中間地点。さらなる難関はこのあとにまだありますので、ここはあまり先を見ないで一歩一歩進んでいくのがおすすめです。とりあえずこの1km以上続く真っ直ぐな坂道を終わればその後はしばらく下り坂。踏ん張りどころです。

■12.5kmから始まる地獄・・・
結局11kmぐらいまで続いた上り坂もそこを越えればしばらく下り坂。といっても曲がりくねった下り坂なのでさほどペースは上がりません。その代わり田園風景が望めるので気持ちよく走ることが出来るかも?沿道の応援は少ないセッションですが、12km地点ぐらいに福祉施設の入居者が応援に来てくれたりしますので、おじいちゃんやおばあちゃんに挨拶をお忘れ無く!(居ない時もありますが・・・)

そしてその福祉施設の横を過ぎると一気に下ります。そこにはエイドステーションやたくさんの沿道からの応援がありますのでとても力になりますが・・・

そのエイドステーションの先にはハーフでは最大の難関が待ち受けています。

峠越えの坂。

フルの場合は島を実質的に2周するので序盤にこの坂を経験しているからある程度読めますが、ハーフはここまで短い坂はあったものの、長くて急な坂は初めて。なのでこの坂はかなり厳しいと思います。実際、ここまでハーフのランナーはフルのランナーを数多く抜いてきたのかもしれませんが、この坂では経験の差が出てハーフのランナーが21kmも多く走っているフルのランナーに抜かれることもあるらしいです。

それほどハーフのランナーがペースダウンをするこの12.5km過ぎのセッション。

特に13kmまでの最初の500mはこのコースで最も急勾配の上り坂。歩くより遅くても構いませんので決して歩かず、走る格好のままで上りきりましょう。峠まではまだ距離はありますが、きついのは最初の坂だけなので、それを乗り切れば少しは楽になると思います。

13km地点を過ぎると小さな集落に入って坂はなくなりますが、その集落を抜けると最後の峠越えの坂になります。といっても12.5kmからの坂に比べれば全然緩やかなので、「さっきの坂よりマシ」とポジティブに考えると意外と一気に登り切れます。しかもその峠越えの場所にはこのコースで最もにぎやかなエイドステーションがあり、JAL系のCAさんも応援してくれますので力になります。しかもヤギ汁や豚汁など「食事?」的なものも頂けますので、タイムを気にしない方はここで小休止。

なんといってもヨロンマラソンのハーフの制限時間は5時間という通常のハーフではあり得ないほど長い設定。しかも実際はその制限時間を超えてもきちんとゴールを迎えてくれますので、実質的に制限無し(笑)。ちなみにハーフの場合は全部「歩き」で巡っても制限時間内になるかも?でも走った方が楽なので出来る限り走ってこの峠を越えましょう!


■ここからの残り7kmが本当の試練

そしてこのコースで最もキツイのが峠から下ったあと。ここからの7kmは倍以上の長さに感じてしまうでしょう。そんなきつい峠を越えたものの、本当の試練はここから。14km地点から一気に下った後がものすごいきつく感じます。上り坂で体力を使い切って、しかもその峠越えのあとの下りでさらに脚にダメージが来ますので、下りきった後の辛さはかなりのもの。なのでまずは峠を越えた後の下り坂も残り7kmもあることを考えてペースを上げるのは止めましょう!

しかも残り7kmは細かいアップダウンが多いので精神的にもきつくなります。加えて沿道の応援も一気に減りますのでかなり辛い。15km地点にひまわりキッズがいるエイドがありますが、それ以降は実質エイドも沿道からの応援も4kmは無いと考えても良いかも?それほどこの坂を下りきった先ではギャップがあるので精神的にきつくなります。

そういう意味でも序盤にできるだけ温存してこの15km以降の試練に耐えましょう!この区間がタイムに大きく影響します。

といっても沿道からの応援は多少なりにありますので、その少ない応援にも応えて自分を奮い立てましょう。港近くには一瞬だけ綺麗な海が望めるポイントもありますし、港では船の発着を望めるかもしれませんし、空港前では空港関係者らしき人が応援してくれると思います。


■残り3kmはハーフでもキツイ
空港を過ぎると滑走路に沿って非舗装路を走ります。この非舗装路がホントにキツイ。ハーフでも残り3kmになるとかなり脚にダメージがあると思いますが、そんな時に非舗装路で小石を踏んだりするとかなり痛く感じます。

何故ここだけ?と思うかもしれませんが、この非舗装路はヨロンマラソンでは定番のようになっていますので約1kmの間ひたすら我慢です。小石が少ない場所を選んで走るのみ。19km地点を越えてプリシアエリアに入ればまた舗装路になります。しかも残り2km・・・

この18?19km地点は足下に注意して体力を温存して走りましょう!


■プリシアを越えたらスパート?
19km地点を越えると舗装路に戻り、そして最後のエイドがあるプリシア入口前に入ります。ここで給水などの補給をしたら残り2kmはスパートしましょう!といってもプリシアを越えた直後に上り坂がありますのでそこを無難にクリアし、下りになったら一気にスパート!

港に向かって走り、海沿いの道に曲がればもうゴールエリアは見えてきます。最後に橋を渡るアップダウンがありますが、それを越えれば残り1km!ゴール付近からは各ランナーがゴールするアナウンスが聞こえてきますので、その声をパワーに走りましょう。

そして残り100mの地点では綺麗な海が左側に望めますのでそれを最後の力にしてゴールへ!

しかもヨロンマラソンは基本的にゴールするたびに出身地と名前を読み上げてくれますので、その100m前の地点ではゼッケンを必ず見えるようにしておきましょう!その100m前の地点にはマイクを持ったお兄さんがいますのでその人にわかるようにアピールしましょう(笑)。

そして最後の100mはまさにビクトリーロード!歴代記録を刻んだ白い壁を右に、青い海を左に見ながらゴールへと向かいます。でもここで注意したいのがヨロンマラソンではゴールした瞬間を写真撮影してくれますので、同じハーフのランナーだけじゃなくフルのランナーも混ざっているので、ゴールの瞬間に自分一人でラインを越えられるようにここで前後を調整しましょう(笑)。そうすると良い写真が撮ってもらえますので、完走するだけじゃなくその瞬間も気にしましょう(笑)。

ゴールした瞬間の写真はタイムも一緒に写っていますので、とても良い記念になります。前後の人との調整に加えて笑顔でゴールしましょう!

■ゴール後は・・・
ゴール後はフルのランナーも入り交じっているので混雑しているかと思いますが、ゴールに21.0975kmを無事に走れた意を込めて一礼し、まずは完走メダルをもらいましょう。その後はRCチップを回収してもらいしっかり給水。

その後はテントエリアへ行き記録証をもらいあとは定番のウニ汁。ここではウニ汁の他に冷たい飲み物やお新香や黒糖をもらえますのでエネルギー補給もお忘れ無く。その先にはマッサージコーナーもありますが、フルのランナーもいるのでかなり混雑するかも?なので立って待っているとつらいのでまずは靴の紐をゆるめて脚の血行をよくしましょう。場合によってはマッサージ前に別の場所で座って休み、落ち着いてから行っても良いかも?

マッサージ無しでそのままビーチへ向かって裸足で歩いたり、海に入るのもいいクールダウンになるかもしれません。正直、マッサージよりもまずは靴から足を解放させてあげる方が効果あると思います。あとクールダウンという意味でも海もなかなか良いかも?でも入ったら入ったで出た後が問題ですけどね(笑)。タオルはありませんし、靴をまた履くのも難しいので、あとはご自分の判断で(笑)。

その後はハーフだとそのまま完走パーティまでゴール近くに居てもいいですし、一度宿に戻って支度をするも良し。ゴール地点から遠い宿でも十分完走パーティまでに戻って来ることは可能だと思いますし、完走パーティも序盤よりも後半がポイントなので遅れてもOK(笑)。でもあまり遅いとゴール直後の写真を探すのが大変なので、まずはゴールした瞬間の写真を探すのがおすすめです。あとになると他の写真が混ざって探しにくくなりますからね。ゴール後30分もすれば自分の写真も出来ているんじゃないかな?

完走パーティについては言うまでもなく無礼講で楽しみましょう!!!その際はエントリー時にもらったビール&おつまみ引換券をお忘れ無く^^ゞ

■ハーフマラソン総括
ハーフに関しては前半と後半があまりにコースのハードさが変わるので、とにかく序盤は自重すること。そして9km以降の坂道セッションを無理なく過ぎて、本当の勝負は14kmから先。正直、14kmまでに負けていても残り7kmを上手く走れれば一気に順位もアップできると思います。何より残り7kmを楽に走るか否かでゴール後の感じ方も変わると思います。

とにかく最初の9kmまでは自重!その後の5km(14kmまで)は忍耐。そして最後の7kmに全てをかける!

あとはフルのランナーを上手くペースメーカーに利用させて頂くのも手かと思います。追う対象がいるだけでかなり楽になりますからね。でもフルのランナーは特に坂道セッションではかなり疲労困憊しているのでペースメーカーを間違えると一緒にペースダウンしてしまうこともありますので、あとは見極め次第。

といってもハーフの制限時間はとても長いので、無理せず楽しくゴールするのが一番かな?

ゴールした瞬間の笑顔を是非とも写真に収めてもらい、そして記念にしましょう!そのためにはゴールする前に前後のランナーとの調整を(笑)。


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